書評

自分のリミッターをはずす! 苫米地英人

完全版 変性意識入門 自分のリミッターをはずす!
苫米地英人 著 ビジネス社

書名からだと武術とは関係なさそうなんどすよね。
でも目次を見ると面白いことになっています。

・1部 催眠編
・2部 気功編
・3部 古武術編

しっかり『古武術』とあります。
しかも、その横には『気功』『催眠』が並んでます。

世間ではまれに合気技や気功を催眠術の一種だという意見を聞くことがあります。

でも、催眠術気功武術を同列に扱っている本はこの本以外にあるでしょうか。

お勧め度とお勧めする人は

お勧め度 ★★★☆☆

こんな人にお勧め
『古武術』『気功』『催眠』このフレーズにピンときたならぜひどうぞ。

 

催眠編

催眠はだれでもかかる、誰にでもできる。
そう書かれています。
そのポイントは、いかに相手を『変性意識状態』にするかということ。
そして、変性意識状態というのは特殊なものではないとあります。

この1部を読むと自分でも催眠術師になれそうな気がしてくるので不思議です。

気功編

ここでは、『変性意識状態』になるのは催眠術よりも気功のほうが容易だと書かれています。

気功で必ずといっていいほど見かけるものに『気の玉』『気のボール』というのがあります。
掌に意識を集中すると気を感じられるようになる。
両掌を微妙に近づけたり離したりするとより気を強く感じられ、その気を意識でボール状にするというもの。
そのあとは、そのボール状の気を体内を巡らす(小周天)と進んでいきます。

どの気功の本にも載っているぐらいなので、これは気功の基本。
ただ誰でもが気のボールを上手く作ることができるわけではありません。

この章ではその『気の玉』を呼吸法と変性意識状態との関係を基に解説されていおり、普通の気功の本にはない内容であり、また非常に分かりやすく参考となる内容になっています。

古武術編

ここまで催眠編と気功編において『変性意識状態』の重要性をたっぷりと述べられています。
そしてこの章では、合気道などの不可思議な技を理解し使いこなすには変性意識が重要だとしています。

なのでこの古武術編では具体的な説明はありません。
理解できたようなできないような。わざとぼかしているのか。
高額なセミナーをされているようですし。全てを本に書いてしまわないということかな。

ということで、古武術編に過大な期待をして読まれると少し物足りなく感じられます。

なので苫米地流古武術とは、変性意識状態というのをしっかりと理解し体得した人にのみ体得可能なものということなのでしょう。