書評

神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。岡田能正

書籍名と表紙のデザインは、スピリチュアル系。
でも著者は神社の神主さん。
しかも1282年続く、滋賀県近江八幡市の賀茂神社で創建以来の宮司職を継ぐ家系。

神主さんが書いた本なら堅苦しいかと思いきや、書籍名と同様にやや軽めに書かれていて非常に読みやすい内容になっています。

一番印象に残った言葉が

神道は日本人の本能

世界的に宗教には「教祖」「経典」「戒律」があるものなのに、神道にはそのどれもない。
ということを以前に聞いたことがあり、漠然と不思議に思っていたのですが、本書にはこの答えが書かれており、非常に納得できました。

本書の内容を一言でいうと

神道と日本人との関係を元にした自己啓発本ともいえるもの。

お勧めする人は

  1. スピリチュアル系が好きな人
  2. 神社やお寺が好きな人
  3. 自己啓発書が好きな人

この3つの内1つでも当てはまれば、読むと面白いはずです。

印象に残った内容をいくつか

神社でお願いするときには、住所と名前を言う。
言わないと神様はどこのだれか分からないから。

ということがよく言われます、それに対しては。

「神様は今のような住所ができるずっと以前からこの国にいらっしゃる。神様に住所という概念がない。住所わざわざ言わなくても神様は見ていてくれる」

というような内容のことが書かれていて大いに納得させられました。

 

神棚については。
「簡易的な数千円のものでもいい。柱に両面テープで張るのはダメ。東、南の向きも住宅事情があるので気にしなくてもいい。」

ということも書かれています。

 

食べ物について。
「いただきます」は「尊い命をいただく」という意味。
肉、魚、卵、野菜、米粒一つ一つに命が宿っている。
ベジタリアンやヴィーガンは命を奪うのはかわいそうと肉や魚を食べない。
お米、野菜、豆もすべて命あるもの。

とあり、なんとなく日本人的に自然に納得できます。

「神社に夜参拝しても問題ない。でも、肝試しの気分で行くとお望みのものが寄ってくる。」

なんていうことも書かれています。

まとめ

神道と日本人的な自然な感覚と心の在り方みたいなものが書かれていて、神社が好き、自己啓発書は同じ内容ばかりで食傷気味という方にはお勧めです。