書評

ちょっと不思議な天霧見聞録 御仲ヒコ 書評

アフリカ滞在の外交官の合気道家が独自会派【天霧】を創出するまでの経緯と自身の不思議な技の解説。

おすすめ度 ★★
読書で極意を習得できる度 ★

【おすすめ対象者】

不思議な技を使う著者がどういう考えを持っているのか、どういう経緯でたどり着いたのかがお知りになりたい方。

【それ以外の方はではおすすめできない理由】

残念なことに具体的な身体の使い方や考え方が記されていない。

【ご注意】

著者の思考のベースになっているのは、いわゆる『言霊』と『古事記』。
その辺りに興味やなじみのない方はつまらなく思います。
また逆に興味のある方にはお勧め。

【感想をざっくりと】

この本は、インタビュー形式で書かれています。
しかも物語形式でインタビュアーがアフリカへ旅立つところから始まっており、正直そこまでする必要は感じません、武術的な内容なものを求めて本書を手にした人には、余計な部分だと感じられます。
(自分のことを本にするのに照れ臭いようなところがあるのかな?)

【著者該歴】

合気道との出会いはフランスから、その後日本で段位を取得。以降海外生活。
その後一度日本の引戸師範の元で数週間修行。
現在はアフリカ、カメルーンで天霧(合気道)の指導をしている。
西野流呼気法。智超法気功。に没頭。
初期の頃は、西野流呼気法と智超法気功の気のパワーを使い技をかけていた。

【本書での内容 技の説明】

不思議な骨として『仙骨』『胸骨』『蝶形骨』の説明。
それと『気』と『言霊』のお話し。
『仙骨』『胸骨』『蝶形骨』については、どこの何という骨か書かれています。
でも肝心の、その骨をどうするのかということが具体的に書かれていないのが残念。

【アカハライモリ流の武術書の読み方】

骨が出てきたときは。
1.姿勢として、骨の位置、角度のことなのか。
2.動き、動かし方のことなのか。
3.1.2を含めた意識としてのことを言いたいのか。
この辺りを考えて読みます。
本書での骨の記述は、1.2の位置や動かし方ではなく、3の意識上の感覚にとどめており、具体的な位置、角度、動かし方には言及していません。
そこが少し残念。骨の位置や動かし方が説明されている書籍は多数ありますので、そちらで十分に予備知識を持っている人には何かのヒントを感じ取れるかもしれません。